エロティシズム・・・ [Culture]
ゴロウマルのぶ厚いボディがキャアキャア言われるこの頃・・・ゴージャスボディを武器にする男性ストリッパーたちの映画「マジックマイクXXL」を観てきましたよ~
アラフォーを迎えつつあり人生の岐路に立ち、誰もが悩みを抱え、最後に大きな花火をコンベンションでブチ上げようぜとオンボロバスでのロード・ムービーところが事故でMCが入院、困ったマイクが思い浮かべたのは、かつての訳アリ・ブラックビューティ彼女はエキゾチックな秘密クラブのオーナーで、女たちをマックスに盛り上げる凄腕MCでもあるの
突然現れた昔の男に「・・・あら、ゴーストさん。何年かぶりに現れてお願い事かしら?もう結構、それ以上しゃべらないでちょうだい」とピシャリ結局、何も言えずシュンとその場を後にして、大会会場に向かうとそこにいたのは、プリプリしながら「もう!何時間待たせるのよ!」と彼女が待っていてくれた
大人の女の可愛らしさと優しさ、超クールなMCぶりが素敵だったジャイダ・ピンケット・スミスは、ウィル・スミス夫人だったんだ~
懐かしのアンディ・マクダウェルもセレブマダム役で出ていたよ~。お変わりなくて、何だか嬉しい別れた夫のオープンカーを気前よく貸してくれて・・・この映画では、まだまだ夢見ていたい男たちを気っ風のいいビッグハートで包んであげる女たちの魅力に目が行っちゃったジョニー・デップの新妻アンバー・ハードも出ていたけど、お姐さま方の存在感に比べると「まだオムツしてらっしゃい」な物足りなさでした~
その足で同じく銀座で開催されている「春画展」に芸術か?わいせつか?で話題になったけど、人間の身体にわいせつな所なんてない、と私は思いますわいせつとは、それを見る人の心の中にあるものだと思うのです。
自由でおおらかだった江戸の人たちの作品は、さぞかしデフォルメされて笑わせてくれるんだろう、と思いきや、意外と「ふーん」でした国芳など名人たちも、名前を隠して描いていたそうだから、なかなか凝った作品も多いの
面白かったのが葛飾北斎の「萬福和合神」という物語。裕福な夫婦と貧しい夫婦の間に生まれた、ふたりの女の子の波乱の生涯を春画で描いて行くのだけれど、さすが宇宙人・北斎センセイ枠のないお方だ・・・。
しかし、女性はたくましい・・・いろんな男の人と出逢い、その都度、人生が大きく変わって行くのを全力で生きている男たちは次々と腎虚(しすぎて天国に召されるという、ある意味幸せな死に方)。この作品は電子書籍でも観られるようです。(開催期間は1500円が500円になってるので、興味のある方は)
男性ストリップも春画も何か滑稽で微笑ましかったやっぱりホーニィな気持ちになるのは、そのひとがスキという発露だな、というシンプルな結論に達しました~
春画は、日本人のその時代に求められてるボデ~と女性が
そのままだから 面白いなぁ~
by ぴーすけ君 (2015-11-06 12:13)
ぴーすけ君、「イケナイもの」とされてからの明治以降は、淫靡でしたよ~。江戸人たちは、他に娯楽がないから?とーってもエネルギッシュでワロタ。
by Ginger (2015-11-06 12:45)
葛飾北斎の「萬福和合神」面白そうですね!芸術の秋を堪能されているようで羨ましいです。
by misha (2015-11-06 23:18)
おはようございます。
最近の無毛症?の様なナヨナヨ男子「何だ、その眉毛は!」とつい叫んでしまう細い眉毛の男たちが多いですうよね。
男は逞しくなくちゃね。あんな眉毛では力も出ないでしょ。
中学1年の時に四十八手の絵を家で見つけて、本能的これはコッソリ見るものだ感じて友達と息を潜めてみました。
綺麗ごと行っても、気取っていても生き物である以上、特に人間は実行しているからねヽ(=^゚ω゚)^ぷぷぷ~!
春画展は盛況のようで行って居ませんが本で見ました。丸太の様な巨大さですよね。
by ponnta1351 (2015-11-07 07:18)
マジックマイク、最初のは観たんだけど・・・
今回のは、ジョニデさまの新妻さんもご出演なのね〜
でも、私は、奔放で淫靡な春画の世界のほうが楽しめるかにゃ〜
by のらん (2015-11-07 11:06)
いくつになってもクール&キュートな女性は
憧れちゃうな~♥
ふと我を振り返ると、ただのオヤジ?(^_^;)
いか~ん!反省。
by でんさん (2015-11-07 11:15)
mishaさま、北斎っていう、いちいち規格外な人間離れした人が描く、人間のプリミティブな姿、興味深かったですよ~d( ̄◇ ̄)b グッ♪
by Ginger (2015-11-07 12:23)
ponnta1351さま。アハハ!さすが文学少女、見つけちゃったんですね~♪春画でもアクロバットみたいに、くんずほぐれず、外国の方が
「Amazing!!!」って感想を書いていましたよ~。
とはいえ、人間に生まれたものの本当にご縁のない人生でした・・・(でした、って!)パッサパサですε=( ̄。 ̄;A フゥ…
杖をついていたおじいちゃまが食い入る様に観ていたのが印象的。枯れてない・・・見習おうっと。
by Ginger (2015-11-07 12:30)
のらんさま、最初の作品をご覧になっていたとは!でも、ソダーバーグ監督なんですよね。今回は、ソダーバーグの元で助監督してた人。
良い意味でも、悪い意味でも「The B級映画!」でした。アメリカ人は、こういうジャンクな刺激がほしいんでしょうね。
春画は遊びゴコロがあって、「ホホホ」な感じでした(≡^∇^≡)ニャハハ
by Ginger (2015-11-07 12:34)
でんさん、そんなことありませんよ!小鹿のような感受性溢れる瞳、おおらかで柔らかな母性、そして情熱を秘めたセクシーな踊り手、オヤジ要素は見えなかったけど~v(*'-^*)-☆ ok!!
by Ginger (2015-11-07 12:37)
芸術かわいせつの境界、Gingerさんのおっしゃる通りだと思います!
春画は芸術!!
オイラはぶっちゃけ嫌いじゃないですが、現代の草食男子とやらはどんな感情を示すのか見てみたいです(^_^;)
by ひでぷに (2015-11-08 16:52)
面白そうな映画ですね
最近映画から遠のいているのでみてみたいです
以前Gingerさんが紹介していた
あらっ・・何と言う映画だったかしら・・?
アクション?!違う!セッション!・・
そうセッションはとても面白かったので
Gingerさんが紹介してくれるものは間違いないです
でも調べましたがこの辺では上映していません^^;
春画をテレビで紹介していたので観に行きたいと思っていますが
正直ちょっと勇気がありません
春画は芸術だとは思っているんですよ。
by yoriko (2015-11-08 21:50)
こんばんは!
Gingerさんの小説、読ませていただきました!
「ダブルモノローグ」、主人公の女性はGingerさんかな?なんて思いながら…
情景が目に浮かぶような、そしてずっとそこに身を置きたくなるような世界観と。
新作は出ますか? 楽しみにしています(*^^*)
by ミケシマ (2015-11-10 01:25)
ひでぷにさま、現代の草食男子は女性よりも自分がスキなのかもしれませんねー。
お江戸では、「仕事に根を詰めたら春画でも手に取って、一息すべし」なんて言われてたんですって~。何か呑気で笑えました!
(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
by Ginger (2015-11-10 12:15)
yorikoさま、「マジックマック」はB級映画そのもの。映画館に来ているのはゲイとものズキだけだったかな~ ̄m ̄) ウププッ
「セッション」がアカデミー賞なら、こちらは「ラズベリー賞」候補ですよん。アメリカ人はジャンクな刺激がお好きなのね。観なくても大丈夫です!
(≡^∇^≡)ニャハハ
「春画展」は、女性ひとりで来ている方多数。全然敷居は高くありませんでした。ジトっとした雰囲気もなく、銀座にお出かけした時のついでに思い出されたら、どうぞ、って感じでしょうか(ちなみに水曜日は女性700円です)♪
by Ginger (2015-11-10 12:21)
ミケシマさま。お忙しい中、読んでくださったんですね!嬉しい!ありがとうございます♪
本好きな方からのお言葉、より沁みます・・・。初めて電子書籍にしてみて、あらためて紙の本はなくなりつつあるのかな・・・と複雑な心境。でも、長編にもチャレンジしてみたいと思っています(*゚ー゚*)ポッ
by Ginger (2015-11-10 12:25)
国芳も描いていたんですか~ Σ( ̄  ̄ )!
でもバレちゃうんですね(笑)
学芸員の実習で、沢山の浮世絵に触れましたので、
江戸の文化にはチョット関心があります~ (^ ^ )゛
by フサヲ (2015-11-14 22:37)
フサヲさま、バレちゃうというより、表現者の性なんでしょうかね。「俺!」的なサイン、猫ちゃんとか、を入れているの。タッチも変えてないし、明らかにわかってほしい感じ。可愛い~♪
by Ginger (2015-11-15 19:51)
Ginger さん、こんにちは。
喫茶と喫茶店の発達史を調べるとき、笠森稲荷の境内にあった水茶屋「蔦屋」の看板娘お仙さん(笠森お仙)を描いた鈴木春信の錦絵を参考にすることがあります。看板娘がいる水茶屋とは、今はもう使わなくなったかもしれませんが「美人喫茶」のことです。春信の画集を見ていると、春画と呼ばれている画もありますが、別に悪いことをしているわけではないので、図書館の大人数用のテーブルの上に画集を広げて見ています。
最近、九相図のことを知りました。とっても興味をもってしまったので、九相図を図書館で見ることがあります。一般的にはグロテスクというかショッキングな画ですが、これも隠れて見る必要のない画だと思います。九相図をグロだと言う人が多いと思いますが、九相図のことを何も知らないからだと思います。11月の初めに九相図の研究で知られる共立女子大教授の山本聡美さんの講演を聞く機会がありました。情熱的、そして楽しそうに話す山本さんを見て、とてもすっきりした気分になりました。
by wattana (2015-11-23 17:04)
wattanaさま、「九相図」初めて知りました!死に対する考え方も今と昔、今でも国によって宗教によってとらえ方が全然違いますもんねー。タイでは、死体は日常にみなさん見てますもんねー。
wattanaさんの何事にも純粋な好奇心で進んで行かれる姿、素敵です。
by Ginger (2015-11-24 17:16)