夏の夕方の寄り道 [お酒]
図書館に行ったり、お買いものしていたら、お喉がカラカラ・・・ってことで、地元の居酒屋にビバーク車海老のお刺身、頭は塩焼き(キャ)に冷たい生レモンサワーでシュワシュワ
待ちきれなくて、田中一村の本を読み始めるその生涯と作品をリンクしつつの内容。神童と呼ばれたにふさわしい類まれな才能を感じる、高い技術力だけではない表現力に圧倒されつつ、奄美大島に移り住んでからの作品に魂が揺さぶられ、思わず涙が溢れた・・・「うわ・・・たまらん・・・やられる・・・」おしぼりで涙をぬぐう(おしぼりで顔をゴシゴシ・・・完全にオッサン)常々、美術館でも「ふーん」ぐらいしか感じられない造詣のない私ですが、印刷の作品からでもグワーーっと迫るものを感じたの早い時間の居酒屋で、レモンサワー飲みながら本読んで泣いてるヤツ・・・顔見知りのお店の方もちょっと引いてたわ
描き続けることがまず第一だったとしても、やっぱり誰かに認められることを求めている想いはあったと思うわ・・・狭い画壇にすり寄れなかったんでしょうし、南の島に籠りたくなく気持ちもわかるだけど、同じく没年後評価されたゴッホと全く違うのは、作品の芯に感じる静謐さ世界の長寿さんで、子供の頃、生ゴッホに会ったことがあるという人が「見た目も性格も最悪だった」って言ってたのに爆笑したけど、そうだったんでしょうね。私もゴッホに何の魅力も感じない、むしろキライ・・・。
その後、うちに帰り二次会開催・・・久々ベロンベロンお兄はひとり寝最近、ワガママ食いの影響とコワイ猫ちゃんが来るので、お散歩できずデブ道まっしぐら・・・お彼岸のナス&割り箸みたい
夏祭りで、来月結婚式の女の子と遭遇(私も出席するんです・・・)今、どんなに幸せか聴いているだけで、こっちも嬉しくなるこの、瞳の輝き生きてることが素晴らしいって語ってる
歌舞伎町の夜 [お酒]
行って来ました。「新宿秘宝館」・・・新宿歌舞伎町のライブハウスこんな用事でもなくては、歌舞伎町は足を踏み入れない場所。空気が淀んでる~。途中、風俗店が立ち並ぶ路地に迷い込み、コワイわ~さ、ちょっと飲んで士気を高めなきゃまずは、老舗の名店「番番」で、水ナス、焼き鳥、チューハイのザ・居酒屋メニュー
元コマ劇場はゴジラビルに・・・歌舞伎町で元気なのは無邪気な海外観光客だけ~
一階カフェのテラスで冷たいシャンパ~ニュ通りの人々を眺めながら、異国の感覚・・・
トークライブは「玉袋筋太郎の新宿秘宝館」だけどエロティック要素は全然ナシ。秘宝その1がビートきよし師匠漫才師というより、ギャンブルとマルチが大好きな詐欺師ギリギリの人~バカラ賭博とか〇〇商法のことを目をキラキラさせながら話す、危ないトークもしかして「ビートたけし」という存在でさえも、博打や商法の一環だったのでは!?と思っちゃったわ~
秘宝その2が高田文夫先生ある意味、きよし師匠の方が危険なエッジに攻め込んでいる感じ・・・。好々爺なんですもん。トークが想定内で、途中で失礼してしまいました・・・。すみませぬ・・・。
家に帰ってワインを飲み直し、泥酔着替える時、急にBB(ブリジット・バルドー様)をやってみたくて(全裸で猫を抱っこ)、お兄とツーショット。酔っぱらってるな~でも、素肌ににゃんこの気持ちよさ、やめられまへん
暑さに耐性がついた頃、急に涼しくなり夏の終わりでさみし・・・。でも来週、能登島へイルカに逢いに行くので、それまでが私の夏涼しくなって嬉しいのは、エアコン嫌いの姫がお泊りしてくれるようになったことです
妄想酒場へようこそⅣ~海からの旅人 [お酒]
もう、この世にはいないあのひとと飲んでみたかった・・・そんな「妄想酒場」の今宵のサシ飲み相手は、ジャック・マイヨールフリーダイバーとしての偉大な記録だけではなく、海との、イルカとの関わりでも特別な存在だった。ホモ・デルフィナス(イルカ人間)として生きたひとなのに、自ら命を絶ったという知らせが報じられたのは、クリスマス直前のこと・・・。
「ジャック・・・ここに、いたのね」・・・南十字星がはっきりわかるほど冴えわたった夜空。スポットライトのように月明りに照らされたそのひとは、波打ち際で静かに海を眺めていた。私は隣に腰を下ろす。砂浜に突き立てられたダークラムのボトル。唇に当てると柔らかな液体はその正体を現し、喉を焼きながら全身に広がっていく。
「逢って来たわ。イルカたちに。水槽の中じゃなくて、海に棲む彼らに」「そうか・・・見てただろ」「ええ、あの好奇心いっぱいのまなざしで覗き込んできた」「あの目・・・彼らは好き嫌いがはっきりしてるけど、決して人をジャッジすることはしない。人間の万物の霊長ヅラが笑えるぜ」「・・・でもね、水槽の中に閉じ込められたイルカも同じ目をしていたわよ。絶望的な状態で、どうしてあんなふうにいられるのか・・・」
彼はラムを含み、乱暴に口を拭うと吐き出すように言った。「俺は、絶望し続けることに耐えきれなかったけどな。愛する人でさえ幸せにできない、エゴイストだよ」「・・・誰より誇り高くて、センシティヴで魂の純度の高い男にとって、陸の上の世界はさぞかし生き辛かったでしょう・・・でもね、幸福は人にしてもらうものじゃなくて、自らがそう在るものよ。あなたがいるだけで、その愛する人は幸せだったんじゃないかな・・・」
彼は返事をしなかった。イルカと初めて対峙した時の、言いようのない親しみ、懐かしさ。言語を共有しなくても、瞬時に心を開いてともに過ごしたひと時。そんなふうに私たちデルフィナスは、何も言わなくても想いを通わせながら潮騒に身を委ねていた。
ひとり突き進む人の孤高を代わることは誰にもできない。でも束の間、寄り添い、分かち合うことはできる。ひたすら深海を目指した人は、限界で何を見たのだろうか。「深淵を覗き込んだ時、深淵もまたこちらを覗き込んでいる」という言葉があるように、見る者の心を映し出し、時に人を驚かせる。
「ジャック、それじゃ私、行くわね」・・・誰もがそれぞれのミッションを持って生まれ、生涯かけてそれを見つけ、達成するのが人生なら、まだ私は何もしていない。日々の雑事で忘れかけていた情熱と夢見ることを海は思い出させてくれる。
海に還るまで、もうひとがんばりしてみるね。彼は、横顔で優しく微笑んでいた。
こんな笑顔が引き出せるひとになれますように
Over and over again [お酒]
いよいよ来週にせまった能登の旅。野生のイルカと泳ぐ予定で問い合わせていた「海洋研究所」から中々返事が来ないので、調べていたら先月から休業になっていたって・・・うう、ショック、この旅のメインテーマだったのに
でも、いいの。ホテルは海の近くだし、美味しいお酒と日本海の恵みを味わってくるわ・・・バッカスは私を裏切らない。いつも思うのは、こんなにお酒を飲み続けているのに、何故こんなに健康なのだろうか・・・とまあ、たくさんお酒を飲む以外はカラダに良いコトしかしていない気がするし、いちばんは、絶対にお酒だけ飲んでいないこと。その傍らには、必ず美味しいモノが寄り添っていること、だと思うのです。美味しいお酒と食事は、私の中では単独には存在しない。必ず、両者のマリア―ジュがあってこそだから、ラーメンとか丼とかそれひとつで完結しちゃうものは、殆ど食べてない・・・酒の肴にならないものは、食べてない・・・(蕎麦屋で一杯とかは大好き)
辛くて、苦しくて、バッカスに甘えたくて飲んじゃう時もあるんだけど、基本的には畏敬の念を持ってお付き合いしてきたから、こんなに相思相愛で長~く続いているのでしょうね
もっと仲良くなりたかった、心の友イルカさんには、この旅では逢えなさそうだけど、またいつか何処かで必ず・・・
妄想酒場へようこそⅢ~女もつらいよ! [お酒]
はぁ・・・いっそ死んでしまいたい、そんな夜もある自分を責めて眠れない時のバイブル的映画「男はつらいよ」。ガキの頃は、どこが面白い?ぬるい喜劇と侮蔑していたけれど、大人になってから観返して、決して寅さんは「いい人」だけなんかじゃなく、むしろ山田洋二監督の怖さ、凄みを感じたものです・・・
最近の清涼飲料水オランジーナのCMでは、リチャード・ギアが寅さん役を演じているけど、山田監督が「渥美清とリチャード・ギア、ふたりの共通点はひととしての気品があることです・・・」という言葉に納得
と、言うことで今宵のサシ飲みの御相手は、寅さんこと車寅次郎旅の果ての、日本海の町のおでん屋台で一杯・・・ふと、飛び込んできたひとは、人懐っこい満面の笑顔で私に目礼した。
「今夜も冷えるな!おやじ、アツイの一本と適当にみつくろってくれよ!」ヘヘ・・・再び向ける先客である私への笑顔。その向こうに拗ねて甘えたい小さな男の子の姿が透けて見えた。寂しん坊で、繊細な男の素顔が・・・。私は思わず目を逸らす。彼のそんな部分に気づいてしまったことを知られたくなかったから。
「姐さんも、おひとりですか。ああ、野暮なこと聞いちゃったかな」「いいのよ、ひとり旅。明日帰るけどね」。どうにもならない恋から逃れたくて、思いついた旅だったけど、結局何の答えも出せぬまま最後の夜を迎えた。三杯目の日本酒が私を饒舌にする。「お兄さんは?」「俺は、旅が仕事みたいなもんだからなあ」「いいわね・・・旅するように生きていけたらな~」「そんな、いいもんじゃありませんよ。他人のもんは良く見えるだけ。帰る場所があるって、どんなに幸福なことか、なあ、オヤジさん」。おでんの湯気の向こうで多分、聞きなれた会話にオヤジさんは無言だ。
「お兄さん、昨夜ね、ホテルで夜中、古い映画・・・つい観ちゃった。『存在の耐えられない軽さ』だって。何だか自分のことみたいで、私の人生って何だったんだろうって、もう生きてる意味がわかんなくなっちゃったのよ・・・」。酔いからなのか、旅の最終日の感傷からか、思わず吐いた弱音に私は狼狽する。隣の男はしばらく黙っていたが、目の前のおでんのボールをポイと口に頬張って、語りはじめた・・・。「誰かに、周りに付けられた値段に振り回されたら、俺なんて虫ケラ以下ですよ。重けりゃ重いで嫌がられ、軽けりゃ軽いでバカにされて・・・でもね、俺は俺の矜持ってもんをどっかで持っているから、こうしてふと知り合ったキレイな姐さんと旨い酒が飲めるんだ。そう、思っているんだよ」。最後を冗談で括ってくれた粋な優しさに、涙が込み上げそうになる。
「ありがとう!アハ!目利きのお兄さんにそんなこと言ってもらったら、明日から元気に生きていけるかも」。「そうかい、じゃ、もう一杯いくか!オヤジ、一升瓶ごとそこに置いとけよ!」「おじさん、こちらのお兄さんに玉子とはんぺんと大根!」。一升瓶ごと注ぎ合い、奢り、奢られ、まるでこれが今生の別れかのように、私たちはひたすら飲んだ。
どうやってホテルまで戻ったのか、覚えていないくらい。でも、海に向かって「てめーの価値が決められるのは、てめーだけんなんだよー!」と叫んでいたようなことはボンヤリ思い出せる・・・。そして今日からまた、互いの人生を始める。私は、あきらめきれない辛い恋へ。彼は、現実を拒否した真性ロマンティストな旅を続ける。。。
Thank you!寅さん恋は時に滑稽でせつなすぎる・・・でも、全身全霊で恋におちていた、あなたの姿はどこか気高く、も一度、誰かをひたむきに愛したいと思わせるのです
妄想酒場へようこそⅡ~桜の幻想 [お酒]
桜が発するエナジーは人のこころを惑わせる・・・と言うことで、またまた妄想酒場。今宵の御相手は長谷川平蔵(もちろん!吉右衛門様の!)ご存知、火付け盗賊改めのトップ。鬼の平蔵と呼ばれるほど怖れられながら、それ以上の情愛の深さが愛さずにいられないひと・・・若き頃は継母からの仕打ちや孤独な心を持て余し、無頼の世界で暴れまくる「本所の鉄」と呼ばれた時期も。。。だからこその今がある
・・・あのひとの待つ店まで、あと少し。桜など目に入らない。息せき切って辿り着いたというのに、あのひとは一人を味わうように盃を傾けていた。「お待たせしてしまったのね」「なあに、これもオツなもんさ」。久しぶりの、そのすべてが愛おしい。24時間、張りつめた、それを御職としているひとがふと緩めるひと時に居ることは、もしかして奇跡・・・?それでも私にはわかる。今ここで、何が起ころうとも正眼に構えることのできる状態でいることを。いつもどこかで、その刃を納めることができないことを。
「お勤め、ご苦労様です。おひとつ、注がせてくださいね」「ありがとうよ。おまえも・・・」美しい所作で私に勧め、注いでくれた盃に映る新月が水面に揺れる。生まれたての月の灯りは、私を誘惑する。「あなたが好き」そう告白してみろと。だけど、そこは「言わぬが華」。あえて華という言葉を使いたい、江戸の女の誇りでもある。まあ、ただのやせ我慢だけれど。そんなもの、トップに立つ者の孤高に比べたら、ふっと舞い上がる紙風船のようなもの・・・。
盃を重ね、内輪だけが知る元盗賊だった親爺さんの打つ絶品の蕎麦をたぐったら、もうサヨナラのサイン。「うん!うまい」。あのひとの、束の間の休息。私といる時だけは「本所の鉄」でいてほしいけど、それはもう感傷でしかないのだ・・・。
「俺は、ぶらぶら歩いて帰るよ。おまえは籠で、けえんな」。いつのまにか店の前に手配されている籠に、私は唇を噛む。「知っているくせに!野暮なひと・・・」。提灯の柔らかな灯りに浮かんだ背中のシルエット。追いかけて、後ろからギュッと抱きしめたい。でも、そこは、あのひとの聖域なのだ。命賭けの、明日何が起こるかわからない、瞬間を全力で生きるしかない炎。私は夜空を見上げ、やっぱり月の言うことを聞いておくんだった・・・と小さなため息をつく。
吉右衛門鬼平大好きですさ、映画観ながら、飲まなきゃ~イソイソ
妄想酒場へようこそ [お酒]
もう、この世にはいない大好きな人と飲んでみたかった、と思うことがある。と言うことで妄想今宵のサシ飲み相手は作家のチャールズ・ブコウスキー銃を乱射するように言葉を繰り出し、お酒に溺れた、聖なる酔っ払い。自伝的映画「バー・フライ」は、観ているだけで二日酔いしそうミッキー・ロークとフェイ・ダナウェイのクズッぷりが良かったわ~
・・・彼はすでに酔っているようだった。吐き出す言葉の向こうの絹糸のような琴線が震えているのがわかったから。正直な人。露悪的に隠そうとするほど露呈してしまう、心根は痛々しいほどピュアなのだ。
「何を飲むんだい?」「何を・・・飲んでいるの?」「酒、だよ」「そうね、あなたはミスター・バッカスだもの」「ミスターなんてつけなくてもいいよ。ただの酔っ払いだからな」「そう、聖なる酔っ払い。背中に羽が見え隠れしているわよ」「不躾な女だな」「本当のことしか言えないのよ」「可哀想に・・・」
横顔に刻まれた目尻の笑い皺が優しくて、鼻の奥がツンとなる。こんな男に愛された女は、辛いだろうな・・・。知らなければよかった、生涯忘れられない恋なんて女を幸福にするわけない。だけど死ぬほど人を愛する経験のない人生と、どちらを選ぶと言われたら迷わず血を流す道を選ぶだろう。
「あんたも、天国に行けないクチだな」「あら、天国も地獄も同じ場所にあるんじゃないの?」「欲張り」「何も、持っていないのに?」「欲しいものはないのかい?」「今が・・・あれば」
彼はグラスを掲げ、乾杯の仕草をした。何に乾杯?私の愚かさに?それとも、この夜の下で起きているすべての天国と地獄に。愛と怖れに、乾杯。
くう~。本当に飲みたくなってきたので、ワインでも開けますか。ブコウスキー御大、ありがとうまた、妄想酒場でお逢いしましょう
谷根千の夜 [お酒]
知り合いのオジ様が会社をリタイアした後、「日本酒バーをやってるんだよー」とのことで、早速表敬訪問組織にはいろいろな人種がいますが、この方は完全な一匹狼。おともだちいない派の私に同じ匂いを感じたのか()とても可愛がっていただきましたフリーランスでライターをやることにしたと報告した時も「君にしか書けないものを書かなきゃね!」と言ってくださったっけ。今日までこの仕事を続けて来られたのも、あらためてこれまで出逢った方々への感謝の想いが・・・
このところワインか焼酎ばかりだった私ですが、久しぶりの日本酒はまた素敵に進化していて、嬉しい驚きおすすめの3本はどれも至福のお味でした。全国から取り寄せた酒の肴、ひしおの薄造り、明日葉の浅漬け、豆腐の味噌漬けなどをちびちびつまみ、7杯も飲んじゃったわ~「前もって連絡くれたら乃池の穴子寿司を出前してもらえるからね」と甘美な誘惑また来ちゃうわ~。二次会に近所のイタリアンをおすすめしてもらい、谷根千をぶらぶら。文化とぬくもりと住んでいる人たちが町を愛している雰囲気が伝わる
滋味溢れるハマグリと爽やかな白ワイン紹介の電話を入れてくださったので、オジ様の七光りで大切にしていただき、幸せ野菜のグリルも豊かなお味。
日本酒が効いたようで、タクシーに乗ってから記憶喪失もちろん帰巣本能が強いので、ちゃんと帰宅しているのですが途中、深夜のスーパーで赤白ワインを購入、白はちゃんと冷蔵庫に冷やしてあったという・・・さすがに翌日は二日酔い気味で手が出ませんでした~姫も香箱座りであきれ顔・・・
日本進化形ビール [お酒]
知り合いの方がビアバルをオープンされるということで銀座に出かけたはいいけど、あっちこっち寄り道しながらの到着!全国に地ビールはたくさんあるけど、昨今はそのクオリティを高めた「クラフトビール」が注目されているとのこと。こちらでは、それを「生」でいただけるという贅沢クラフトビールで日本を旅できるよう
まずは、ラガーと手作りソーセージ。どちらも口当たりがなめらかで、ピュア
私にとってビールは、キンキンに冷えた始めの一歩特に仕事終わりの満足感、達成感、開放感を「クゥ~」っと味わうものでしたが、クラフトビールはあまり泡を立てずに、ゆっくりと味わうものなんですって。製法もそうなんだろうけど、ヨーロッパみたいね。そういえば、御大もプレモルをワイングラスに注いで回しながらアロマを楽しむ飲み方をご提案されていました。でも、やっぱり日本でのビールって「冷え冷え、クイー、シュワシュワ、プハー」がまだまだ主流な気がします
と、言うことでクラフトビールは私にとって白ワインみたいな味わいカテゴリーに。そうなると、とても興味深く楽しめる世界。シェフの料理も素晴らしく、作品に誠実なお人柄とセンスが現れている
オープンのお祝いに訪れるお客様の中に、久しぶりに会う方々がいらした。「久しぶりー、変わらないねー」と社交辞令でおっしゃってくださっているんだけど、その後の「見た感じとか、オーラとかも・・」という言葉尻に思い切り食いついて「エッオーラ何色、何色」と無理やり「オーラの泉」状態に「おしかけスピリチュアル」グイグイ来られ困ったその方の「う・・・ピンクと紫!?」という返答に思い切り納得いみじくも、先日、ホロ酔いで浅草をランブリングしていた時に、浅草寺の脇道でパワーストーンのお店が目に入り、何となく買い求めた石たちがピンク&パープルだったので
まあ、これ以上バカ話にお付き合いいただくのも申し訳ないし、続々お客様が増えて来たのでお席を空けることに。でも、シェフの料理をもっと楽しみたかったので、テイクアウトできるものをみつくろってもらい、自宅で二次会をお肉のパテ、トリッパとひよこ豆のトマト煮、オムレツ、じゃがいもの自家製パン、オリーブ、全部美味でした~
酔っぱらって、姫と遊ぶ
空きっ腹にクイクイいったもんだから、二日酔い気味に・・・洋梨とマンゴーとヨーグルトのスムージーが効くう~
あ!お店の名前は「Gaudium」銀座1丁目の昭和通り近くです。気取らない雰囲気、クラフトビールと美味しい料理がお手軽価格で楽しめましたよん
函館うまいもんカタログ♪ [お酒]
函館初日の夜に予約していた日本料理屋が眺望重視だっただけに、眺めだけは美しく肝心の料理がマズ・・・否、口にあわなくてショック事前にいろいろ調べていったのだけれど、ハードル上げ過ぎたのかな~。認めたくないけど結局東京最強説が過ってしまう
それでも夜な夜な二次会、三次会に訪れていた大門横丁
びっくりするほど夜は人が歩いていない迷子になりかけ、夜中スケボーしている青年たちに店の場所を尋ねると親切にスマホで調べてくれた「どっから来たんスか」「どこ観たんスか」と聞くので「夜景とクルージングに行ったよー」と言うと「エッ!セレブなとこばっかじゃないスか」「」・・・セレブって・・・カ、カワイイ~。純朴!
わかりにくい場所なので、店の前まで送ってくれた。「ありがとー!ごちそうしようか?」と言うと急にアワアワして「い・・・いいッス」って、そそくさと・・・襲われると思ったのかな。アハ!私はハグはしますけど(今回はしてないよ!)橋本聖子センセイみたいなコトはしません完全にタニマチ的発想でございます
二日目の夜は、ウニ問屋さんが経営する「うにむらかみ」。ミョウバンを使わない無添加ウニは貴重で感動の味、というコピー。
うん・・・美味しいけど。感動は・・・。
北海道まるごとグラタンも・・・まあ・・・Not badで。
人生の喜びが「マンジャーレ・カンターレ・アモーレ」食べて、唄って、恋をしてなら、マンジャーレが突出している私が美味しいもので感動しなくなったら、もうお終い一気に人生がモノクロ―ムになったような絶望感
でも、めげないわ!いっぱい歩いていただいた濃厚ソフトクリームに、身もココロも癒される
ところが最後の夜にとっておいた本命の店に予約の電話を入れると「今日は貸切なんで」とのこと。天に見放された、八甲田山遭難気分・・・でも、でもでも、気を取り直してホテルのコンシェルジュの元へ向かい「最高に美味しいイカが食べたいんです」と申し出ると紹介していただいたお店が当たりだったんです
イカ釣り船を思わせるような店内。海も見える・・・。
やっと会えたね、イカール星人
カニの身をほぐしカニ味噌とあえて甲羅焼に。ワシワシ食べる贅沢
生簀の縞海老はさっと塩茹で。シアワセ~。昆布焼酎とのマリアージュお店では基本、放っておかれたいタイプなんだけど、ここのかまってくれる感じがホノボノして良い料理も雰囲気も大満足でした。
おまけ。地元の青年たちがこぞって推奨するラッキー・ピエロのバーガー。これが・・・美味しかったの。サッポロ・クラシックとの相性も
シメは、自宅に送った殻付きホタテその日に水揚げされたもの。貝柱はあまーく、肝は清冽な海の香り。殻ごとレアに焼いて、白ワインと素材の素晴らしさに、やっぱり北海道だなー、と自然の恵みに大感謝でした